OBUSUMA(おぶすま) 人と自然のことを考えた、やさしい西川材の家具

About

Brand Concept / おぶすまの思い

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自然豊かな埼玉県飯能地域の良質な木材は古くから西川材の名で知られています。この西川材の桧と杉を使い、木の温もりが感じられ、多くの人に親しまれる家具作りを福祉施設が目指しました。地域材を使うことによるCO2削減や森の循環利用はもとより、作業現場で毎日一生懸命に制作に取り組む施設利用者の生活向上のための支援につなげる魅力ある家具を気鋭の現代家具作家とデザイナーと共に作り上げました。OBUSUMAは人と自然のことを考えた、やさしい地域材家具です。

 

 

Material / 素材

Material / 素材
OBUSUMAの家具に使用している桧と杉はその木目の美しさだけでなく様々な効能があると言われています。二つの材に共通するのは二酸化炭素やホルムアルデヒドなどを吸収する空気の浄化作用、湿度の調節、安らぎ効果のある香り成分などです。
桧は固く強い材料であるのに対し、杉は柔らかく繊維中に空気を多く含むので夏は涼しく冬はあたたかく感じます。コレクションの中には人の肌が直接触る部分は杉、加重のかかる部分は桧と木の特徴に合わせた2種類の木材を掛け合わせたものもあります。

What is obusuma? / obusuma とは?

obusumaとは?
埼玉県の山中にある、おぶすま福祉会の飯能事業所。ここではハンディのある人たちが生産活動を通じて一般企業への就職に必要な知識と能力の工場に必要な訓練を行っています。一人ひとり出来ることや得意なことが違う中、みんなで力を合わせてひとつの商品を丁寧に大事に作り上げて行きます。

日々歩いて行く一歩先にはいつも小さな夢があると施設長の坂本美津子は語ります。小さな夢を拾い集めながら進むとハンディはだんだん小さくなっていく、と。多方面の力が結集し、それぞれの想いが重なり生まれたのがOBUSUMAです。

※この取り組みは平成25年度森林整備加速化・林業再生事業を活用しています。

Logo Design / ロゴデザイン

logo

OBUSUMAの二つの三角と円は自然豊かな飯能の太陽と山並みを表していています。OBUSUMAは福祉施設の作業現場で作られています。利用者それぞれのカラーを重ね合わせたときに新しい力が生まれるということを表すためにマンセル・カラー・チャートの中でバランス良く三角形を作る位置にある三色をOBUSUMAカラーとし、色が重なり合うロゴデザインにしました。

 

 

Designers

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家具デザイン&制作指導

髙村クラフト工房 髙村徹

武蔵野美術大学短期学部工芸デザイン専攻科卒業後、木工作家に師事。1998年に高村クラフト工房設立。朝日新聞主催「暮らしの中の木の椅子展」や国際家具デザインコンペ旭川2011などで数々の賞を受賞しています。特注家具と椅子が専門ですが現在は埼玉県地域材普及活動にも力を注いでいます。

 

 

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カラー&アートディレクション

tonaデザイン事務所 河東梨香

日本人の父とデンマーク人の母を持ち、ロシア、スウェーデン、アメリカで育ったテキスタイル&インテリアデザイナーです。米国のロードアイランド・スクール・オブ・デザイン大学を卒業後、日本に移住。多様な国や文化の中での経験を通した”和と洋”の融合が彼女のデザインの根源になっています。現在は東京をベースに海外でも活躍中のデザイナーです。